徹底して反復する

学習内容を身に付けるためには、徹底した反復がとても大切だと思っています。

 

しかし、生徒たちにはこの、「徹底した」というところが難しいようです。どこまでやれば「徹底した」と言えるのか、自分では線引きが難しいですものね。1回やってみてなんとなく分かっただけで、「大丈夫大丈夫」なんて言っている子もいます。おいおい(^_^;)

 

では、何回やれば、「徹底」なんでしょうか。私は、3回くらいやってみて「もう解けるようになった!」という状況ではまだまだ甘いと考えています。この時期中高生たちは全員テストに向けて勉強しています。そんな、勉強モードに入った生徒たちに私は、「この問題解いてみて」と、問題を目の前で解かせていますが、まだまだ「スラスラ~」と解ける状態の生徒はほとんどいません。何回か周回している問題集であってもです。

 

7周。これが、「スラスラ~」の状態まで行ける基準なのかなと思います。ある子に、同じプリントを10枚コピーして全部やってもらっています。今7枚目まで終わっていますが、テストしてみたら「スラスラ~」っと、全問正解でした。「この問題もう飽きた」となってから、我慢して続けるくらいでないと、本当には身につかないんだと思います。なかなかこの状態にまでもっていける子はいませんが、私は塾生全員がこの状態になってもらいたいと思います。

 

生徒が徹底して反復することを徹底させる。このためには、テスト・チェック形式の指導というのがキーワードになりそうです。