こんな勉強は早く卒業しよう「幕ノ内ノート」

もう春も終わり梅雨に入ろうかという時期だけれど、春先で新しい環境に身を置いた生徒も多い。もくせい塾にもそんな子たちがいるので、勉強の「いろは」みたいなのを少しずつ書いていければと思っている。

 

最近気になったことを含めて「これはやめたほうがいいよ」ということ。まずは、「幕ノ内ノート」。

 

1つのノートに数学や英語などの勉強が混在して書かれているノートのこと。お弁当ならばいろいろなおかずが入っているのは嬉しいけれど、勉強でこれはよろしくない。そもそもノートを科目ごとに分けないのは、「『その程度の重要度』という認識」だからだ。自分の中で、重要なことをやっているという意識が希薄な勉強は当然身に付かない。

 

また情報が整理されていないノートは検索性が低く、後で「使えない」。どこに何が書いてあるのかすぐに見つけられれるようにしておけば、もしも勉強内容を忘れてしまってもすぐに確認できる。ごちゃごちゃだとそれはできない。それだと結局自分の頭の中身だけで勉強してかなくてはならなくなる。

 

ノートは空間を残して使うことで、後で新たな事柄を書き足したりできる。成長させることができるのだ。たとえ自分で問題を解いて丸付けしただけのノートであっても、何を間違えたのか、どの知識が足りなかったのかを書き足すことで、自分専用の教科書にもなる。だから幕ノ内ノートな勉強を止め、ノート術を磨いて学力につなげてほしい。