それ、ほんとに「できない」の?

「できない」と言うことで、楽に流れようとしてはいけない。

 

ここ数日、生徒の「できない」に対して思うことがある。できないことがあるのは当たり前だしそれを教えるのが仕事だからいいのだけれど、「やりたくない」を「できない」に変換していると感じることがある。

 

小テストの準備。能力的に不合格になっているのではなく、明らかにやってきていない。だって再テストをすると合格できるのだもの。なのに理由を聞くと「頑張っているけれどできない」的な言い方をしてくる。「頑張っている」をそんなに安く使ってはいけない。

 

作文や記述問題を空欄で済まそうとすることに関してもそうだ。テストの時は、分からないなりに途中点をもらおうと何かしら書くよね。なのに授業で出たものに対して全くの白紙で持ってくるのは、能力的なもの以外の何かが見える。

 

これはいわゆる「負け癖」というやつじゃないのだろうか。

 

「あーもういいや、『できない』で」

 

と言っているように感じるよ。