昨日の記事で、生徒を指導するときは試行錯誤して効果的な方法を探るという内容を書きましたが、その方法が取れなくて困る生徒もたまにいます。それは、情報を提供してくれない生徒です。
テストの結果や、範囲表などを持ってこないというのはまだ序の口で、当の本人が直前になるまで全く把握していなかったりすることもごくたまにあります(^^;
でもそれもまだまだかわいいほうで、本当に一番困るのが、心を開いてくれない子です。昔私が塾講師時代に体験したのが、「何を聞いても返事をしてくれない双子」の生徒というのがいました。指導していても無反応。笑わせようとしても仏頂面…。一応問題は解いてくれるのですが、ずっと砂漠に水をまくような、つながっていない電話に話しかけるような思いになり、その時はとてもキツかったです(^^; 私が原因ならまだいいのですが、初めての授業の時からその状態で、一体その子たちに何があったのかと思いを巡らせずにはいられませんでした。
私は保護者の方から依頼を受けて、子供の学習を管理・指導するのが仕事だと思っています。生徒の学習状況を全て把握できればそれがやりやすくなります。ですから、心を開いてくれない子は全てを把握できないので、とてもやりにくくなります。もちろんプライベート全てをさらけ出せと言っているのではありませんが、少しは信用してもらいたいなと思っています。自分で学習管理のできる子はもうそうしています。塾に来たなら、先生に全部預けてしまったほうが学習効果も期待できるはず。それを踏まえて、塾の先生をもう少し信用してくださいね(^^♪
ちなみに後日談ですが、上記の双子の子たちは、数ヶ月後には私のギャグで笑ってくれるようになり、授業でも指導に対して反応してくれるようになりました。粘り強さの勝利!はたまた、私のギャグが笑えるレベルになった、の…か…な?(だとしたら、それまでどれだけお寒いことを言っていたのやら。)