ある高校生のテストが返却されて、それを見せてもらっていました。
だいたい80点以上。今のところ平均点より全て上の点数で、私は「すごい!」なんて思いながら見ていたのですが、1枚だけ、答案用紙がグシャグシャになっていました。
「どうしたのこれ?」と聞くと、「悔しくてつい」と返事が返ってきました。見ると、その答案も80点台後半。ですが、どうやら90点に届かなかったことが悔しかったようです。
本当に「すごい!」と感じました。点数もさることながら、その「気持ち」に対してです。プライドを持って頑張っている子は、高潔さすら感じさせます。今回の悔しい気持ちをバネに、次の試験では更なる飛躍を期待したいところです(^^♪
ちなみにその生徒は、その日部活で授業時間に間に合わなかったですが、40分ほど遅れてでもやってきて勉強していきました。このへんにもプライドを感じさせます。
「間に合わないから塾を休みにしよう」というのは、「簡単に休める」という気持ちを育ててしまいます。その子の勉強へのプライオリティを下げる行為だと思います。おそらく休みにした日は、家で勉強をしっかりやることもないでしょう。すぐ休む子は成績も悪くなる。だから、できるだけ勉強を休まないで欲しいと思っています。遅れてしまった分の授業時間はいくらでも取り戻せます(言ってくれれば補習でもなんでもします!)が、たとえ振替でその日の授業を他の日にやったとしても、「その日の学習のチャンス」はもう2度と取り戻せません。
実は昨日、中3のある生徒は学総で県大会出場を決めてから授業に来ました。そういう子を見ていると、「私も頑張らなくちゃ」と思います(^^)/