小6Kちゃんと小5Mちゃんと、100マス計算の勝負を行いました。結果は私の勝ちでした。まだまだ若いモンには負けられません(^^)/
冗談はさておき、こういった形で、私は生徒に「私の本気」を見せることがあります。それは、「練習すればここまでできるんだよ」ということを示したいからです。人はイメージできないことはできません。イメージするには、それができることを見せてしまうのが手っ取り早いのかなと思っています。だから私にできて、生徒がまだ(練習不足で)できていないことは、「見せてしまう」ということをしています。(決して、子供たちに勝って優越感にひたりたいなんて、大人げない理由ではないので、石を投げたりしないでください(^_^;))。
かつて人類は、100メートル走で10秒は切れないと言われていたそうです。が、今では9秒台がバンバン出ます。もちろんトレーニングや技術の進化が大きいでしょうが、実際に9秒台を出す人が出てきてからは、そのイメージがしやすくなったのではないかと思います。また、灘高校から東大に行ったある方の本では、「周りに東大に行くのが『当たり前』の雰囲気があった」と言っています。もちろんその方の学力の高さは言うまでもありませんが、「東大に行くイメージ」がよりリアルにできていたのではないでしょうか。
より高い能力を具体的にイメージできれば、そのための努力もしやすくなります。「雲をつかむような」状態ではなく、「1日1円を貯金する」ような具体性を持って進められれば、いずれはその「力」を手に入れることができるはずです。100メートル走で10秒を切るような特別な才能は必要ではありません。学校の勉強は、具体的なイメージと、ちょっとの努力次第です!