当たり前の話ですが、順位や優劣の出るようなもので、より上を目指したいのなら、自分より上の人を越える努力量が必要です。
例えば自分が自動車を運転しているとして、時速50㎞で走っている車を抜かしたいとします。しかし、自分が時速30㎞で走っていたら永遠に抜かすことはできません。むしろ差は開くばかりです。時速50㎞以上のスピードを出す必要があるわけです。更に言うと、出すスピードが時速60㎞程度では、相対速度は時速10㎞にしかならず、やっと抜かせるくらいですね。抜かすときはビューンと時速100㎞くらい出したいところです。世にある受験神話の「大逆転合格」というのは、それだけアクセルを踏み込めた人に起こる奇跡なんだと思います。
おそらく学力というものは、小学校に入る前から少しずつ差がつき始め、小学校を卒業するころには決定的な広がりになっています。それを中学校に入ってはじめて順位で見せられて気付きます。今までずっと時速30㎞で走っていただけ。決して「中学生になって勉強ができなくなった」のではないことが多いです。ですから、気付いたときからアクセルを踏み込みましょう。まだ抜かせる先行車はあるはずです。一般道で時速100㎞を出すのは絶対にダメですが、勉強の時速100㎞は誰も止めませんから(^^♪