生徒たちの、「勉強に対する姿勢」を向上させる必要性を感じています。
勉強しているときの「このくらいでいいや」の基準をもっと高め、良い意味での「諦めの悪さ」を身に付けてもらいたいです。そして最終的には、「このくらいでいいや」というのは無くなって、妥協しないでやり切れることが理想です。
今、生徒たちが勉強しているときに、「2,3回」で終わってしまうことの多さを感じています。例えば、問題を解いていても、間違えたものを1回解き直しして終わってしまう。暗記テストをする前に暗記の時間を与えても、2,3回声に出して残りの時間は静かに待っている。ですから当然テストは不合格になりがちです。
こういう子に感じるのは、身に付いたかどうかを「自分で」確認しないということです。「これくらいで大丈夫だろう」の基準がとても甘く、これでは成績は上がりません。完璧になるまで何度も何度も繰り返して、それでもテストでは不合格になるかも知れない。そのくらいの気持ち、危機感を持って勉強に臨んでもらわなくては、来たるべき日に力を発揮できません。
ですから中学生を中心にこの春休みの間に、復習の内容をテスト形式で問題演習をさせています。簡単な問題ですが、合格基準は「全て正解」です。そして数学なら単位の付け忘れ、英語ならピリオドの打ち忘れなど、少しでも間違えたらアウト。同じ問題をやり直しさせます。すると、定期テストでは良い点を取れる生徒も含め、ほとんどの子が1回では合格できません。つい今しがた、同じ問題をやったのに間違えます。本当に「分かっている」ことと「できる」ことが全く違うのを実感します。さらに面白いことに、今のところやり直しの最高回数は「7回」で、私が反復で必要だと思う回数と同じです。自分の「このくらいでいいや」の基準が全く通用しないことを目の当たりにして、生徒たちの中には必死さが出て少し目の色が変わってきてる子もいます。これで良くなっていってくれることを期待します。
受験生だけでなく、全学年の生徒が「諦めの悪い子」になってくれることを目指します!