暗記力について

中学生の期末テストの結果が返却され始めています。まだ個票が返ってきているわけでは無いのですが、90点台を連発している子もいるので、かなり結果が楽しみです(^^)/

 

さて、成績が上がった生徒はいいのですが、成績が上がらなかった生徒は何が原因なのかをしっかり分析していかなくてはなりません。私が見ていて、現在1つ挙げられるのは「暗記」の質の悪さです。覚えられない子供がここ数年でかなり増えました。

 

国語の漢字ができているかどうかで一目瞭然ですが、漢字を満点取れていない生徒が多くいます。中には90点近く取れているのに漢字は半分くらいしかできていない生徒もいました。テスト前に、漢字は何が出るか決まっていました。また、漢字は部首などに「意味」があるのでそれを理解していれば覚えやすいものです。暗記すれば取れるものを取りこぼすのは本当に勿体無いです。

 

なんとなく、「読書量」と比例しているように感じていますが、勉強で覚えるものは主に「用語」と「作業手順」です。ですから普段から文字に親しんでいないと、それを覚えるのに時間がかかるのではないかと思います。覚えられない子は、いくつかの用語を「順番通り」に言えなかったり、文章の「てにをは」を変えてしまったり、原本を「そのまま」で暗記するのがとても苦手です。文脈を捉えることにもつながっているのかも知れませんね。ぜひ家でも、果物の名前などを出してチェックしてみてください。その時に「いちご」→「みかん」→「レモン」→「メロン」→「青りんご」→「ぶどう」のように、虹色の順になっている出題のような、順番にも関連がある出し方をしてみて、言葉の文字列だけではなく関連付けて覚えられているかを確認してみてください。

 

今までそういうことをしないままここまで来てしまった子は、ここから頑張るしかありません。暗記は訓練をすれば向上するので、地道にいきたいと思います。