勉強に対する気持ち

富士中の中間テストまであと12日です。

 

テスト範囲の授業が終わった中学生たちには、テスト範囲の模試を解かせています。今の実力を知った上で勉強の方針に役立ててもらいたいと思って行ったのですが、少し興味深い結果を得られました。

 

早い子で、だいたい3週間前くらいから模試を行っていますが、この時期の生徒たちの模試の結果には、あまり差が無いことが分かりました。前回、1学期期末テストで80点以上取れた子も60点以下だった子も、多少の差はありますが、この段階で20点以上の差が付いているわけでは無いようです。

 

そうしますと、この後テストまでの直前2週間で差が付いていることが予測できます。このテスト直前の2週間をどのように過ごすのか。ここに明暗を分ける何かがあるようです。そこを考えてみたいと思います。

 

1つは勉強の仕方とそれに対する「執着」でしょうか。やはり成績の良い生徒の勉強の仕方を見ていると、勉強に対する濃さや粘り強さがすごいです。自分ができるようになるまで、時間と労力を惜しみません。また、学校の提出物を「終わらせる」ことを優先するようなこともしません。勉強していくうちに、いつの間にか提出物が終わっている感じなのでしょう。「もっと勉強をするには」という考えが行動に表れています。逆に時間を見て勉強を切り上げるような子は執着が弱めの「薄味勉強」です。報告書を見てみても、立てた予定に対して終わっていなくても帰っていることが多いですし、一日の作業量が少なく、残り時間に対する意識が希薄です。勉強を「やらされている」という考えが行動に出ています。

 

勉強に対して前向きか後ろ向きかという、当たり前の結論になってしまいましたが、気の持ちよう一つで結果が変わるのなら、前向きに取り組んで欲しいですね。