私は、学校の定期テストで満点を取ったことがありません。どんなに見直しをして絶対に大丈夫だと思っていても、必ずつまらないミスで失点し満点のチャンスを逃し続けました。一度くらいは取ってみたかったですね(^_^;)
満点を取らなければいけない、ミスしてはいけないと思えば思うほど緊張してしまい、手が震えながらテストを受けていました。その緊張感がつまらないミスを減らしてくれた一方で、突き抜けることができなかった原因かも知れないなんて、今なら思います。
昨日ある生徒と話をしていて、「どうしたら100点取れるのか」という話になったので思い出したことです。その生徒には、社会で100点を取っていたある生徒(当然私ではありません)の話をしました。100点を取るような生徒の教科書は「汚な」かったです。大量の書き込みや、読むときに引いたマーカーが何度も何度も上塗りされていて黒くなっていたり、欄外のちょっとした写真や資料にも線が引かれていました。圧倒的な執着力を持って勉強していたのが一目で分かりました。
言ってしまえば勉強量の差。それだけなのでしょうが、その勉強に凄みを感じさせるほどの練り上げを見せていた生徒が、私の塾人生活の中で何人かいます。そういう子が、テスト100点への挑戦権を獲得していきます。