新学期も始まりましたね。始まって早々、課題テストや実力テストが行われたところも多かったようです。この1年間を占う意味でも重要なテストです。塾生たちの良い結果を期待しています。
テストに向けて、「何をやったらいいですか」と聞かれることがありますが、そのテストの性質によってやることはもちろん異なります。例えば課題テストならば、その課題をきちんと身に付ける必要がありますし、定期テストならば、その範囲を勉強しておく。どちらも範囲が狭くその対策がしやすいので、やることは明確です。でも、実力テストや模試、中学生ならば北辰テストのような範囲の広いものに関しては、出題範囲の勉強をしようにもなかなか難しいです。よって結局は日ごろの学習の成果が出ることになります。
ですがテスト前に少しでも対策をしておきたいと思う時は、自分の苦手範囲の補強をしておくのがいいと思います。実力テストの幅広い範囲を、残り時間でこなせる量にまで絞り込んで、そこだけを勉強する。全体を満遍なくやろうとしても漫然としてしまい効果は薄いです。ならば絞り込んだところだけをしっかりと復習し、力を付けてできるようにしておく。そうすれば、実際に出るかどうかは別として、自分の学力アップにはつながります。長い目で見ればいずれ勉強したことがテストでまた出会うことになるかも知れません。結局、「日常学習をする」ということになってしまいますが、自転車操業のような目先の点数の為の勉強よりも有益だと思います。
ただし、前日になってようやく「明日の実力テストで何を勉強したらいいですか」と来た生徒に対しては、「出題範囲の用語を暗記しよう」とだけ言います。範囲のせまい定期テストでも前日になるまで何もしなかったら、これくらいしかできません。ましてや実力テストともなると尚更ですよね。テストは、「準備」がほぼ全てなわけですから。