少しゴールデンウィークの時の話をしたいと思います。
ゴールデンウィークは、長野を通って石川県まで行き、日本海側を回って来ました。途中日が暮れたら近くの宿を探したり車中泊をしたりと、たいしたことはせずのんびりしたものでした。
しかし一つだけ、飛騨山脈の山中で迷子になりました。山道をどんどん登っていくと、その先が通行止めになっていたりすることが重なって、いつしか誰もいない道路をひとりトロトロと走ることになりました。この時期でも周囲はまだ雪が残っていて霧深く、さらには雨も降っており、本当に心細かったです。少し下山した頃にやっと対向車とすれ違って安心しました。その車のナンバープレートが「飛騨」だったので、そこが飛騨山脈なのだなとわかりました。カーナビは新しくすべきですね(^_^;)
長野県に入るころに見かける車の多くが松本ナンバーで、飛騨山脈では飛騨ナンバーとすれ違い、それが金沢に変わるころに目的地が近いと分かったり。社会の勉強で覚えた地名が、知識ではなく自分の実体験に変わっていくのを感じました。私が学生の頃、一番苦手なのは社会、それも地理でした。思えば家族で旅行した思い出も1回しかありません。もちろん旅行に行けなかったことをとやかく言うつもりは全く無いのですが、家族旅行と地理の学力という関係性を考えてみるのも面白いかも知れませんね。一番の学びは自分で体験することだと、今回、私自身が身に染みて感じました。