没頭、集中、わき目も振らず

高校生の中間試験が始まりました。ここ数日は、高校生たちがたくさん自習に来ていて頑張っています。3年生にとっては大学の推薦入試にも関わる大切な試験です。また一般受験をする生徒にとっても、この時期に同じ学校内の生徒に負けているようでは、全国の高校生と争う一般受験で勝ち抜けません。良い成績を取れるように頑張ってもらいたいですね(^^)/

 

高校入試はその学校に「入れる為」の試験で、大学入試はふるいにかけ「落とす為」の試験と言われていますが、今の大学一般入試の状況を見ていると、その傾向はより強まっているように感じます。大学進学率は50パーセントを超えましたが、「行きたい」と思っていた大学に行けている人はその中のどのくらいなのでしょうね。

 

部活動やその他の課外活動でもそうでしょうが、「全力を出せる」ことは一つの能力だと思います。自分を振り返ってみても、本気じゃない・どこか手を抜いているなと思うときは大した成果も出ませんし、結局後悔も残ります。その全力が他の人と比べて優れているか劣っているかは関係なく、自分の中で「全力でなりふりかまわず取り組めた」と思える状態にあるときは成果も出ますし、それが経験となり次に関連あることに取り組むときにその状態をすぐに作り出すことができます。これが60パーセントくらいの取り組み方だと次につながりません。振り切った行動をとれる人は強いですし、どんどん強くなると思います。

 

定期テストの為の勉強というものはもしかしたら社会に出てもあまり役に立たないかも知れませんが、この「勉強に全振り」した状態を体験しておくことは、自分の能力を向上させるのには必ず役立ちます。