教科書最強説

中学生の教科書を見ていて、本当に細部まで凝った作りになっているなぁと感心します。例えば歴史の教科書ですが、フルカラーで面白いコラムあり、資料もそこらの資料集以上の写真が載っていたりします。単純に読み物として面白く読めてしまいます。英語の教科書なども、隅に書いてあるちょっとした文法の注意事項などが、意外と受験勉強をしている時にふと気になることを押さえていたりして、いいとこ突くなぁと。やっぱり教科書の作成にはかなりお金がかかってますからね。

 

あと、かなり丈夫です。以前古い教科書をバラしたことがあるのですが、市販の本や問題集などよりもずっと強固に作られており、背表紙の糊付けなどもムラがなく均一で、素晴らしい頑丈さ(?)でした。本好きならばその装丁のすばらしさだけで部屋の本棚にコレクションとして加えたくなるほどです。

 

丈夫で必要十分な情報量。やはり日常学習にも受験勉強にも教科書が最強です。きちんと教科書を丁寧に読み込んでいくだけで、かなりの学力を身に付けることができると思います。新しい問題集に次々と手を出していきたくなる気持ちをグッと抑えて、教科書に載っていることでまだ知らないことはないか、それができる人が学力の上がる人だと思います。

 

もくせい塾では英語の教科書はたくさん使いますが、他の科目の教科書もたくさん読み込んでもらいたいです。きっと、私が中学生だった頃よりも家庭科や体育の教科書なども面白くなっているのではないでしょうか。ぜひ中学生たちには、無料で配られる教科書の価値を見出して勉強に役立てて欲しいなと思います。