証明問題

中2の数学では、三角形と四角形の範囲を行っています。

 

ここは図形の山場、証明問題があります。これをきちんと理解して解けるかどうかで、数学という科目が「できる」「できない」のどちらかに分かれると言っても過言ではないと思っています。

 

証明には穴埋め問題もありますが、これができたからと言って証明ができるとは言えません。本当の力は1から自分で書けるかどうか。そしてそれは国語の読解力がある子がやはり強いなという印象です。数学も国語も論を追う科目ですので、使う脳がかなり近いのだと思います。ただ計算をするのが数学ではないというのが、ここで生徒たちに突き付けられます。

 

埼玉県の公立入試問題では合同や相似の証明問題が必ず1題は出題され、それは完全証明問題で配点が7点もあります。これが取れるか取れないかで「大きく違う」ことになります。例えば関数分野ならば、中1で比例反比例、中2で1次関数、中3でxの2乗に比例する関数と変わっていきますが、やることはあまり変わりません。ですが図形の特に証明問題は、中2でしっかり教わり、中3の相似はそこまで比重が高くない印象です。ですから中2の生徒が今勉強しているところを今のうちにマスターしておくことが、今後大きな意味を持ちます。「よくわからないし、書くの面倒臭いし、いいや。」と、簡単に諦めさせるわけにはいきません。

 

テストまで40日を切ったところですが、中2はまだ問題と格闘中です。テストまでにはなんとかしていきたいところです。でも、中2の生徒たちには期末テストよりもその先の、入試を見据えて勉強していってもらいたいと思います。そろそろ受験まで残り1年です。もう遠い先の話ではないところまでやって来ました。