中学3年生の第1回北辰テストまで残り2週間程になりました。
中学3年生の生徒たちには、北辰のかこもんを解くように、塾内に張り紙をしています。どのように解くのか、解いた後はどうするのか、そういった勉強の仕方も踏まえて掲示がされています。
中学3年生はまだ受験に向けて、どのように勉強していくのか分からないこともあると思います。ですから、まずは北辰テストと学校の定期テストに向けて進んでいくのがいいと思います。テストは出題範囲があるので、その内容に絞って勉強ができますし、「テストで点を取る」ということを目標とすれば、何をやればいいのかおのずと分かるはずです。
「勉強のやり方が分からない」は一見すると成績が上がらない理由として正当なものに聞こえます。ですが「勉強のやり方が分からない」から「勉強しない」となってくると話は別です。厳しく聞こえるかも知れませんが、それはやりたくないから勉強しないための理由を後付けでひねり出そうとしているだけです。そんなものは通用しません。
勉強のやり方は勉強をしてみるまで分かるものではありませんし、そもそも色々なやり方があるわけでもないと思います。とどのつまり、読んで書いて覚えて問題を解くだけです。スマホやゲームなど「使い方が分からないから使わない」とはならないのが全てを物語っています。受験勉強をスタートして初めの1~2ヵ月くらいは試行錯誤する時間です。自分のやり方が見つかるまでそのくらい時間がかかります。あとはやるかやらないかだけ。成績が上がらない原因を自分の外に求めていては、いつまで経っても本物の受験生にはなれません。就職を志望する以外、受験は誰にでも必ずやってきます。だったらできるだけ早く腹をくくってしまったほうが絶対に有利です。
毎年、腹をくくった生徒の目の色が変わり、行動が変わっていくのを見ています。その瞬間を見れるのは塾講師冥利につきます。本当にゾクゾクします。今年は何人がそうなってくれるか、今から楽しみです。