選定をしたテキストの内容をもとにした授業の準備を行っています。
テキストの選定基準ですが、生徒が自分ひとりで取り組めるレベルのもの(夏期講習用テキスト)が1冊と、入試問題が範囲別に並べ替えられたものが1冊。その他は私が作った資料やプリント類を毎年微調整しながら出しています。
以前働いていた塾では夏期講習用のテキストのみが配布されていました。それ以外に必要なものは、講習を担当する講師が自分で判断して準備していました。今でも夏期講習用のテキストをメインに夏期講習を進めるのは変わりませんが、生徒に配布するものがそれだけだと、どのレベルのテキストにするか迷うところです。だいたい生徒が一人で取り組んで7~8割くらい自力で解けるくらいにしたいのですが、そうすると結構易し目のものを選ぶことになります。すると確認問題が多く集まった問題集になるのですが、今度は入試レベルへの接続が難しくなる。冬になり入試の過去問をやる前に、もう1冊何か問題集をかます必要が出てきます。夏期講習というものだけでみたらそれでもいいのかも知れませんが、その後、秋以降の生徒の自学のことを考えると、ここで入試まで伴走できる状況を作っておけば生徒も楽でいいなと思っています。実際以前働いていた塾では、秋以降に「何をしたらいいですか?」という質問が多く寄せられていました。生徒たちを露頭に迷わせないためにも「これだけあれば」という道具一式を持たせる意味も込めて入試問題集を夏に渡しています。
この入試問題集は夏休みにも少しだけ取り組みますが、それ以降もずっと使えるものを選んでいます。これを7周して欲しいと思っています。以前実際に7周した生徒は偏差値が10伸びました。最終奥義です。その奥義を手に入れるためにも、夏は基礎固め。そして勉強の「仕方」を教え込みます。そのための道具は最高のものを用意しました。