土曜日に中学3年生を対象に夏期講習のガイダンスを行いました。
今年の中学3年生はまだ受験勉強が始まっていない子も多く、例年に比べて線の細い印象です。中3夏期講習の内容やルールを説明しながら、受験生たちを鼓舞するものにしたいと思い、少し危機感を植え付ける内容にもしてみました。その甲斐あってか、生徒たちの間にピシッと緊張感が走る瞬間もありました。
しかし、これだけで生徒が勉強に邁進してくれれば楽なんですがそうもいかず、課題をやっていた生徒全員、夜の8時にはその手を止め、パーッと帰宅していきました(^_^;)
別に長くやれば偉いわけではないのですが、時間で切り上げる勉強ってどうなのかなと思います。(働き方改革の影響はここまできているんですね。)また、他の生徒が帰り始めたのを見て自分も帰り支度を始めるとか、まだ群れの中で安心したい心理や、勉強に対して義務よりも感情が勝ってしまっています。これを、面倒臭いという感情を排し勉強に没頭し熱狂できるようにならねば成績の爆発的上昇にはなりません。
今の努力が3ヵ月後の学力につながるとしたら、秋の学力を作るのは今この瞬間です。そういう意味では夏期講習はもう始まっています。まずは自分の学力に対して責任を持つことから始めていかねばなりません。守られているだけで安心しきっている羊の群れから外に出て、一人で戦える孤高の虎へ。そんな子供たちの冒険物語を期待していますし、そうしていかねばなりません。