夏季休業に入りました。この期間は授業をお休みにしています。
夏休みが始まってここまで中学3年生の夏期講習を行ってきました。前半戦が終わっての所感を書いていきます。
まず、序盤は部活動や習い事等で生徒がなかなか全員集まらず、「空気どうなるかな~」と心配でしたが杞憂でした。雰囲気はかなり良く、全員がまとまって課題に取り組んでいます。午前は講義、午後は小テストを行っていますが、午後の小テストでひとりひとり合格するたびに拍手が巻き起こったりしていて、素晴らしいなと感じます(^^)/
授業内容は生徒たちの学力に合わせ、前半は基礎的なことを中心にその分速度を上げて行いました。最終的には例年行っているレベルにまでは引き上げたいと思います。苦手範囲から逃げてしまっているなと感じる子も中にはいるので、この夏にじっくりと取り組んでもらいたいと思っています。
問題の解き方や計画の立て方など、講義以外に勉強に大切なことをガイダンスとしてちょこちょこ入れています。それこそノートの作り方や解いた問題の丸の付け方から話しています。夏期講習が始まって、「今までの自分の勉強が鼻で笑えるでしょう?」と問いかけしたときの生徒の顔が印象的です。「本気でやる」ということを肌で感じている子も結構いるのではないでしょうか。
生徒たちはすでに数回私から叱られています(笑)。その中で、チャンスはそう多くは巡ってこないというメッセージを伝えました。それが生徒たちの小テストにヒリヒリとした緊張感をもたらしていると感じています。今まで塾では大人しかった子も、テストで不合格だと「あーっ!」と大きな声で悔しさを露わにします。暗唱テストで合格すると「ありがとうございました」と言える子も、不合格だと悔しさでつい言い忘れてしまうこともあり、一度席を立ったあと慌てて付け加えたりするところが人間臭くて素敵だなと感じます。私は勉強の場では「いい子ちゃん」である必要なんてないと思っています。感情をむき出しにして勉強するその姿こそが生徒の本気で私にとってのご褒美ですから。