先週の土曜公開授業と勤労感謝の日で、富士中は火曜まで3連休のようですね。しかし中1・中2は期末テストまで10日を切りました。ここで休むことはできません。この3日間で確実に差がつくので勉強を頑張りましょう。
質問をする子は伸びる
良くできる生徒ほど「質問」をしてきます。どこでも言われていることではありますが、質問ができる子は伸びます。もちろんここ、もくせい塾でも、今までもその学年で一番学力の高い子が一番質問の数も多かったです。私が以前働いていた塾でも質問の多かった子は成績が伸びる傾向にありました。
伸びるのはなぜか
質問には、分からないことを解決するという意味以外にも学力向上に効能があると思っています。
それは、生徒から質問をされたとき、講師は聞かれたところを教えるのはもちろんですが、「それ以上」を返そうともするからです。授業で触れられなかったことや、知っておくと便利なことなど、都合上やむなく削ってしまったことも質問のタイミングでは際限なく話せます。おまけに生徒は「聞く姿勢」ができた状態でやって来ます。話したい講師と聞きたい生徒、相思相愛です。
だから、質問に来てくれた子はたくさんの「おみやげ」を持って帰ることができます。これが、質問で成績が伸びるからくりのひとつだと思います。
待ってるだけの「姫プ」になるな
私は常日ごろから、「分からないところは質問して」と言い続けています。もちろんこれだけでは動かない生徒もいます。しかし、私から質問を吸い上げに行くのはできるだけしないようにしています。それは、自分で動かなくては成長はないと考えているからです。
個別指導で成績が伸びない子のパターンで、「全部講師にやってもらっている」というのがあります。講師に勉強の計画を立ててもらいそれに乗っかって授業を進めてもらい、問題を解いたら丸付けもやってもらう。宿題を出してもらいその週の課題を決めてもらう。問題ができなければヒントと称して問題を解いて「もらう」。分からないところも講師が察して教えて「もらう」。このパターンにはまってしまうと、生徒は何もせずただ座席に座っているだけなのに勝手に授業が進む、まるでゲームの「お姫様プレイ」です。こんな成長するタイミングが全て奪われた状態で、学力なんて伸びるはずもありません。(ただ講師のほうもやって「あげたい」。ここがまたこじれるところです。)
勉強においては、「騎士」になれ
生徒たちには「質問をしなさい、そうすれば学力が伸びる」としつこく言い続けています。それでも来ない子にはやきもきします。過去には保護者の方から「子供が『教えてくれない』と言っている」と言われたこともありました。(もちろん授業では十分に教えています。)その保護者様の言いたいことも分かります。でもそれじゃダメなんです。生徒が伸びるには、お姫様ではなくそれを守れるような騎士になってもらわなくてはいけないのですから。