ちゃんと受け取れないと
勉強の第1段階は、講義を受けたり教科書を読んだりして知識や技術を得る段階です。
ここで十分な知識量が得られないと、第2段階の演習して知識や技術を習得する速度が遅くなったり、テストで求められる水準にまで達することができなくなったりします。
ですから、見える化したり、繰り返し伝えたり、強調するなど、伝えた情報量を減衰させずに受け取れる工夫を考えて指導をします。ですがもちろん100伝えて100伝わることはありません。80伝われば良いほうで、70や60くらいの場合もあると思います。そしてこれが50を切ってしまうと、上で言う十分な知識量が得られない状態になってしまいます。
1つのことに集中する
この問題が発生するとき、もちろんこちらの伝える技術の問題もあるのですが、生徒側の原因として2つ、「話を聞いていない」場合と、「聞いても理解できない」場合ということが考えられます。
話を聞いていない場合の対応としては、単純に話を聞かせます。集団授業の時は、はじめにこちらを見て話を聞くように伝え、話すときに下を向いていたり作業をしていたりする生徒は指摘して注意します。この傾向は成績のあまり良くない生徒ほど強いのですが、ただでさえまだ身に付いていない内容だったりするのに、他のことと同時に行おうとしても不可能です。話を聞くときはそれだけに集中させる必要があります。
逆に、成績の良い子は話をよく聞いています。指導をしていていつも目が合いますし、話した内容もよく覚えています。