前回の続きです。
勉強の第2段階は自分でやること
勉強の第2段階は、問題を解いたり暗記したりして、得た知識や技術を身に付ける段階です。
当たり前ではありますが、この段階をしっかりとこなさない限り、学力は伸びません。また、この段階に掛けた時間と成績には比例関係があります。やはり成績の良い子はたくさん「やって」います。
いくらフィギュアスケート観戦をたくさんやっていても、トリプルアクセルは飛べるようになりません。どんなに良い講義をたくさん受けていけても、手を動かしモノにするのは自分自身です。
自分が自分のプロデューサーになる
ただ、闇雲に問題を解いたり暗記したりしていても効率が悪いです。問題を解いたり知識を暗記したりするときに、何をどのくらいできるようにしなくてはならないかが分かっている必要があります。例えば定期テストで80点以上を取りたいならば、テストで出されるであろう問題や難易度が分かっていれば、それができるように勉強を進められます。
また、自分は今どの位置にいるのかを正確に知っておく必要もあります。自分の状況が分かれば、その目標に対してやることとその量が決まってきます。つまり、この段階で求められるのは自分や学習内容を俯瞰で見る力。自己プロデュースの力ということになります。
自分を知れば見えてくる
しかしこの、自分を俯瞰で見るというのは思っているよりも難しいようです。「必要なのはこれをこれだけ」という目算のないまま目の前の問題集を解いている子というのが結構います。すると、テストまでに必要な力が備わらなかったり、それ以前にワークが終わらなかったりします。よく計画的に勉強するなんていいますが、計画は自分を知ることからだと思います。自分の立ち位置が見えてくれば、やるべきことも自ずと分かります。ですから、この部分を塾でも担っていく必要があると思っています。