公立入試の問題

埼玉県立高校入試が終わり、一夜明けました。

問題を解いてみた感想


埼玉県立入試の問題を一通り解いてみました。昨年度よりもちろん難しく、平均点は下がります。

 

特に社会ですが、答えにくいと感じる問題が多かったです。教科書の太字の前後の部分を押さえなくては間違えてしまうような問題の作りも多く見られました。社会に関しては、そういった太字用語をまとめた市販の教材を使った薄っぺらい指導では太刀打ちできなくなってきたように感じます。教科書をベースにした指導が必要ですね。今年の受験生には教科書をかなり読ませたので、効果が出ているといいなと思います。

 

また、大学入試共通テストの影響で会話文を挟んだ問題がどの科目にも出題されていますが、本当に国語読解力が無いと今後どんどん苦しくなりそうです。また、それら会話文問題を解くには、会話文に出て来る生徒の考察のようなことを実際の生徒にもさせていく発問や誘導が必要だろうなと感じています。

 

国語の古文は簡単でしたが、文法はきちんと単語に分けて品詞分類が必要でした。理科は2分野が多めで比較的簡単でした。今年は入試直前でやった問題や、暗記シートや授業で説明した内容がいくつか出題されていました。社会の湾岸戦争や数学の箱ひげ図、標本調査の問題はできたでしょうか。

次を見据えて


これで高校受験は終わりました。受験生たちはここから結果が出る1週間程は落ち着かないと思います。ですが、勉強のことは忘れないで欲しいと思います。今日も塾に来てすでに次に向けて動き出している生徒もいますが、高校に入ると、今までよりもずっと速く深い学習の流れに入ることになります。

 

せっかくついた勉強の習慣を元に戻してしまうのはもったいないので、7割くらいの力でいいので勉強を続けていきましょう。