あれ、今日が祝日ですか。2週間くらい勘違いしていました。
安定しているほうがいい
定期テストの順位や偏差値などは、できるだけ高い水準を保ったまま上下しない(または上昇し続ける)ことが理想です。
実際、成績の上下が大きい生徒よりも一定に近いの生徒のほうが、受験の時にある程度受験校などを「計算」しやすいですし当日の失敗も少ないように思われます。
もちろん波の無い人なんていません。どんなに安定している人でも多少のゆらぎはあるはずです。ですが、それを減らしていくことが入試など勉強においては有効に働くと思っています。自分の実力をみる時に、「過去最高」を実力とするよりも「平均」を実力とするほうが信用度が高い気がするからです。
気持ちのムラが出やすい子は
波の上下が大きい生徒は、実力不足に加えて、「気持ちのムラ」が大きい気がしています。
できない問題が多くあると、テストでそれが出たときに解けないので成績は下がります。ですから波を減らすには基礎を固めて実力をつけるしかありません。それに加えて、気持ちのムラがあると、できる問題も落としたりして、更に成績が乱高下します。こういう生徒の場合、受験指導などで実力を見る時に安全マージンを多くとらなくてはいけなくなります。「平均」ではなく「下限値」を見なくては危なっかしいと感じます。
「本番では本気出すから。」なんて言う子もいたりますが、厳しい言い方をすると普段から常に出せない力は本番でも出ません。
文字から見える
気持ちに大きくムラのある生徒の特長として、「字の丁寧さが乱高下する」というのがあります。きちんと止めはねしている字を書く日もあるかと思いきや、「ミミズがのたくった」字を書く日や、まだ文字だと認識できれば良いのですが、もはや識字できない何かを書いている日もあります。そういう字を書いている日は、私は分かっていてもわざと読み間違えたりします。「ツラス台地」とか。
頭の中を出力するときにすでにそれが出てしまっているのですね。生徒の答案を丸付けするときにすぐに分かります。「あ、今日はノッてないな。」って。問題も間違いが増え、これがテストの最中に発生していると考えるとゾっとします。
一度でも「字が汚い」と指摘された人は、字のきれいさではなく、気持ちの入れ方・集中力が乱れていることを指摘されていると思ってくださいね。その字が自分の「実力」だとみられていますよ。