家庭教師の思い出➂

少し初夏の陽気さえ感じさせるような日です。

仕事ができないと言われてしまった


以前の記事の続きです。

 

そうして一緒に勉強を続けていたのですが、お母さまがお仕事で家にいらっしゃらない日が続きました。

 

その家庭教師センターでの仕事の流れは、「家に指導に行く→終わったら保護者から認印を押したシールをもらう→電話でセンターへ指導終了の連絡→月末にセンターにシールを提出」というものでしたが、いらっしゃらない日はシールを受け取れないことが多くありました。私はその旨を電話時にセンターの人に伝えていたのですが、「シールの提出が遅い」と何度か注意されていました。

 

しまいには、「きちんとシールを提出しないと、あなたの保護者に連絡します。」と、なんだかよく分からないことを言われ始めてしまいました。私としては自分の責任で仕事を行っていたので、自分の保護者は関係ないと思う(というか遅れの理由は毎回報告していた)のですが、子供扱いされていたのでしょうね。

他人事ではやーよ。


それはそれとして、決定的だったのが、そのセンターの女性の社員さんがそのご家庭へ、家庭訪問へ行ったときのことです。

 

その後、私に訪問の内容を伝えてるために電話してきたその方は、第一声「あの家すごく汚いですねー。よくやってられますねー。」と言ってきました。

 

いやいや。これでもかなり片付いてきとるがな。そもそも何も知らないで私に紹介してきたのかーい、と思いました。

 

おそらくですが、営業の人がまずご家庭に行って軽い体験授業を行い契約をして、その後家庭教師に紹介をつなぐというやり方でしょうが、本当にマニュアル対応しかしてくれないんだなと思いました。家庭教師である私に対してはまだマニュアル対応でもいいのですが、かわいそうなのはそのご家庭です。自分とこの会員なんだから、もう少しハートを持って接して欲しいなぁ。他人事のように話すその社員の電話をよそに、もうここのセンターの依頼を受けるのはやめようと思った次第でした。

 

その後契約満了まで務め、他の依頼もいただきましたが全てお断りしました。もちろん全ての家庭教師センターがこうとは限りませんが、自分の体験したことのひとつでした。