4月も下旬ですが、寒い日が続きます。教室ではまだ暖房つけてます。
勉強には忍耐力が必要
勉強には忍耐力が必要です。
忍耐力というと、「耐え、忍ぶ」というちょっと古臭いネガティブなイメージがありますが、一つのことに集中して、多少苦しくてもすぐに止めてしまわないという意味です。
例えば、漢字をノートに書くときに手が痛くなってもそのページを埋めるまでは手を動かし続けるとか、計算問題を解く時に最後の問題を解くまでは顔を上げないといった、ちょっとしたところです。学力が低い子は、すぐに諦めてしまうのか、これがなかなかできません。
はじめはみんなできないもの
この忍耐力が無いと、いちいち集中力が切れてしまい、また集中するのに時間を使ってしまいます。その結果、学習量が減るので学習効果が上がりません。集中状態に入るには5分10分くらい同じ作業をすることが必要です。
塾にも忍耐力が弱い子が入ってきます。入ったばかりの子は、中高生なら120分、小学生なら50分集中し切れる子は少ないです。小学生くらいですと、10分もたずにイスの上でグネグネと動いたり、鉛筆をすぐに置いてしまう子も結構います。おそらく学校の授業でもこうなんだろうなと興味深く感じます。
忍耐力をつけるには
忍耐力を付けるには忍耐するのが一番です。
はじめは集中をすぐに切らして勉強の手を休めてしまっていた子でも、塾での指導を3ヵ月くらい続けていくうちに自然と勉強体力がついて授業時間内集中し切ることができるようになります。そうして集中力が続くと勉強の量が増え、好循環が生まれるようになっていきます。
学力を伸ばすには、勉強を教えるだけではダメで、その周辺の能力も伸ばす必要があります。忍耐力はその能力のひとつです。まずは忍耐を求められるような環境に身を置くことが、学力向上につながると感じています。