今日は塾を開けて少ししたら、中3生の子たちが2人で一緒にやって来ました。でも塾に入るなり少し離れた座席に着いて、すぐに各々の勉強を始めました。こういうのって素敵ですね。仲が良いのはとてもいいことですが、それでも慣れ合っていないのがカッコいいと思います。
淡々と毎日
例えでもなんでもなく、毎日のように塾に自習に来ている生徒がいます。雨が降っていても、土曜日で学校が休みであっても。逆に来ていない時のほうが珍しいくらいで、いつも塾にいます。
毎日毎日、学校が終わって一旦家に帰ってから、ほとんど同じ時間にやってきます。そして黙々と勉強し、塾が終わる時間に帰っていきます。淡々と。
分厚い蓄積になる
こういう子を見ていて、「続ける」というのは並々ならぬことでものすごい力であると感じています。
1日や2日くらいなら誰にでもできますが、2週間、3週間と続けていくのは簡単なことではありません。塾に来て勉強するというのが歯磨きのように習慣化されていないとできないと思います。それを何か月も続けているなんて、まさに驚異的の一言です。当然学校の成績もトップクラスです。毎日続けていることがそうではない他の生徒を凌駕しないはずがありません。
続ける才能
中学校や高校程度の勉強はただの機能なので鍛えれば誰でも向上させることができると思います。しかし、もしかしたらこの「続ける」というのは特別な力なんじゃないかなと思っています。
勉強は楽しいものではありますが、時には苦痛を伴ったり面倒臭いものであったりします。それに打ち勝ち、今日も黙々と作業を続けるには自分の感情と少し距離を取ってみることが求められます。
まだまだ感情に負けてしまう年頃の子たちの中で、この淡々と続ける意志の強さは才能といっていいんじゃないかと思います。私はその生徒のことを尊敬しています。