塾講師秀吉

今日は自習に来る子が多かったです。中3生はみんな来ていました、頑張ってますね(^^)/

呪いの言葉


生徒を勉強から遠ざける言葉の第1位は、「勉強しなさい」だと思います。なんとも悲しいことに。

 

 

面倒なことを「やれ。」と言われるのは、大人でもやる気を削がれます。掃除しろ。早く夕飯を用意しろ。まだ草むしり終わってないの?いい加減にして。大人なら、こう言われても義務感で動くこともできます(腹は立ちます<(`^´)>)が、子供は反発します。勉強をすることは、先々で役立つことではありますが、今この瞬間は負荷のかかる面倒なことですからね。そのことが実感できるまでは強力な動機でもない限り、自らやろうとするはずはありません。

 

「いまやろうと思ってたのに!もうやる気無くしたからやーらない。」

 

 

こう逆切れし、自分は悪くない、こんなことを言うお父さんお母さんが悪いのだと、都合良く振る舞いだします。もしくは、表向きは勉強するように見えて、自分に負荷を掛けない方法を編み出したりするようになります。その結果、親の望みとは裏腹の結果を招いてしまいます。全国のお父様お母様、こんなことありませんか?私もよくやってしまうので、本当に気を付けねばなりません。

言わない言葉


ですから子供に勉強してもらいたい時に「勉強しなさい」は禁句です。そうではなく、なんとかこれを婉曲的に伝えていかねばなりません。

 

一番良いのは何も言わないで、勉強をしたことについてリアクションをすることだと思います。成績の良い子の保護者様と話すと、たいてい「何も言っていないのに子供が勝手に自習に行く。」とおっしゃいます。勉強をしていることに興味を持っていることが子供に伝わり、勉強への意欲が高まるような方法を取ってらっしゃるのではないかなと思っています。(具体的には何を話しているのか私にも分かりません。どなたか教えてはいただけないでしょうか。)

楽しいぜ、勉強。


また、勉強は楽しいものだということを伝える必要もあると思います。これも言葉ではなく、自分が楽しんで勉強している姿で。「勉強は将来役に立つから。」と言っても、目の前の快不快で動く子には1ミリも響きません。「楽しそうだからやらせて。」と言わせることが勉強する子への入り口なのだと思っています。

 

もちろんゲームやスマホなど、勉強よりもぐっと魅力的に映るものが先にあればあるほど勉強の優先順位は下がると思いますが、そのリストに入っている限り、浮上のチャンスはあると思います。学問も娯楽の一つであったはずですから。

 

過干渉でも完全放置でもダメで、程よい距離間で促すことが大切だと思っています。鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス。秀吉が塾講師だったら、ずいぶん子供の成績を伸ばしたんじゃないか。私の目指すべきはそこです。