5月でも山の上のほうはまだ雪が残っていました。
置き勉で困ったこと
私が学生の頃は、学校に教材を置いて帰る「置き勉」は禁止されていました。でも最近では、持ち運びで体に負担がかかるとかで、「置き勉」が可になりつつあります。
置き勉は良いのか悪いのか、そういうのは分かりませんが、塾としては困ることがひとつあります。それは、生徒が勉強道具を忘れてきやすくなるということです。
もくせい塾では学校の勉強を重視しているので、学校の教科書やワークを扱ったりします。教科書は購入してあるのですが、ワークは学校にしか卸されないものなので、塾で用意することができません。
ですから、いざ使おうとするときに「学校に置き勉してきました。」という忘れが出てきて困ってしまいます。こうして忘れてきた生徒は、1週、2週と授業が遅れてテスト対策が十分にできません。
自分の道具にこだわりを持つ
カリキュラムの問題だけではありません。教科書などは、やはり自分のものを使ったほうが成績が伸びます。それは、塾に置いてある教科書には書き込みができないからです。成績の良い子の教科書には、授業内で話したことなどがよくメモされていたりします。
また、英語の教科書のテストのために勉強した跡などが残っていたりカスタマイズされています。そうして自分の勉強の跡を付けていきながら、教材は成長していきます。
それができないとなると、学力にも影響が出てきます。今まで見てきても、自分の教材を持って来ずに毎回塾の教科書を使っていた生徒は成績が伸びていませんでした。
ちょっとした意識が差を生む
ですから、置き勉は健康のために利用するとしても、その日塾で使う科目の教材は持ち返ってもらいたいと思っています。
学校帰りに「忘れ物は無いかな」と、ちょっと考えるだけで学力にも良い影響が出るとしたら、やらない手はないでしょう。