第1回北辰テスト返却!

高名なお坊様の開いた禅寺はどんなものだろうと入ってみると、漂う凛とした空気と、早足でキビキビと歩いてすれ違う現在のお坊さんたちの姿に、背筋がシャンとしました。

まずは分析分析!


3年第1回北辰テストが返却されました。

 

塾に届いたものを、生徒と一緒に見ています。2年次から受けている子たちはだいたい安定した成績でした。しかし下がってしまった生徒もいて、原因を確認したりもしました。

 

初めて受けた生徒とは、個票の見方を説明しました。受験者数はまだ2万8千人ほどですので、今大切なのは高校の合格可能性ではなく、自分の答案の内容です。ですから間違えたものをチェックして、どこができていないのかをきちんと把握しそこを復習していくのが重要です。そしてこれが、受験勉強になります。

今の自分を見てみる


北辰テストは埼玉県立高校入試の模試です。形式も内容も似せて作ってあるので、これで点を取れるようにならなくては公立入試は乗り越えられません。

 

今回塾生の答案に見られた失点は、(例年のことですが)国語の時間配分のミスからの作文が中途半端に終わっていることや、数学の計算ミス、理科の化学分野での失点、社会地理のグラフ・表の読み取り問題の失点などです。ここを改善することが学力アップになります。普段見慣れていない問題の形式もあると思うので、まずは慣れが必要です。数学の計算ミスなどは、定期テストのように範囲が狭い計算ならばできるけれど、今までの全範囲から出題されてしまうと混乱し間違えてしまう子もいます。これも必要なのは慣れです。

 

こうして、今の自分の学力を客観的に見つめることから受験勉強ははじまります。今回初めて北辰テストを受けた塾生の子に「どうだった?」と聞いたら、「ヤバいです。」と返ってきました。でもこれでいいんです。ヤバいことが分かったら、次の1手が打てます。

踏み出した1歩


毎年、もくせい塾の夏期講習を耐え抜いた受験生たちはたくましく、力強くなっていきます。一方で、それまではまだ「線が細いな」と感じるのも毎年のことです。

 

初めは小石ほどの障害にもつまづきます。ですから、洗い出した課題をひとつひとつ乗り越えてゆけるように一緒に伴走します。やがてはそびえ立つ壁にもしがみつき、そして乗り越えられるようになります。その第一歩を塾生たちは今、踏み出しました。ここから始まる勝負に身を投じる生徒たちに、私はエールを送ります。