恵の雨と考えれば、雨の日もそう捨てたもんじゃありませんね。
理系科目と文系科目
数学Ⅲ・化学・物理など、高校生の理系科目を教えるのに楽しさを感じます。私自身も理系出身で、高校生の時に理系科目で苦労したからでしょうかね。
現役生がどのあたりでつまづいて苦戦しているのかが手に取るように分かります。あーここね、はいはい分かるよといった感じです(笑)。
一方文系科目の方は、「教え方を学んでしまった」という感じがします。私の講師人生のスタートが、理系科目の講師からだったからかも知れません。初めの講師経験の乏しい頃は、自分の学力だけで指導していました。そこから文系科目も担当するようになって、指導の仕方を慌てて勉強した時期があります(^_^;)
先回りしない、目線を同じに
今では文系理系関係無く指導するようになりましたが、理系科目のほうは、自分が苦労してきた分、生徒が同じところで苦労していると「先回り」して教えそうになります。ここでつまづくということと、これが分かってないはずだから…という具合です。
これだと気付きが少なくなってしまって、生徒も楽しくありません。ですから、先回りしそうになっていることに気付くと「おっといけないいけない」と踏みとどまっています。
授業は生徒が主役で講師はわき役です。自分の得意分野だからといって、生徒のお株を奪うようなことを極力避けていかねばなりませんね。