中学生は、学校から定期テストの「学習計画表」を作成して提出するように言われているようです。
立ててみて思うこと
今日、塾生から「どうやって計画表を立てればいいですか」と質問があり、時間を割いて一緒に立ててみましたが、これどうにかならないでしょうか。
学校からの学習計画表ですが、テストまでの期間が日割りされていて、科目ごとに勉強時間と勉強の内容を記入するものでした。計画倒れを量産しそうです(^_^;)
3週間分の予定を立てるのに時間もかかりますしハードルも高い。せめて予定を立てさせるのなら学校の授業でその立て方の説明をし、1週間単位くらいで細かくチェックし進捗が遅れている生徒は修正し計画を遂行できるように面倒を見てやって欲しいです。何年も前から存在は知っていましたが、結構形骸化してるんじゃないでしょうか。
(結構辛辣なことを言っていると思うので、お花の画像をお楽しみ下さい。)
自分の立てた計画の思い出
もくせい塾でも、生徒に「学習記録シート」の記入をお願いしていて、その中に「1日の勉強の計画」をしてもらうところがあります。
これは私の経験からなのですが、1週間以上の期間、「時間」と「内容」を予め立てた計画通りに動くのはかなり難しいと思います。それには2週間3週間先の自分の予定がきっちり決まっていなくてはなりません。気分や体調もあります。私も中学生の時に自分で日割りの学習計画を立てていたのですが、予定通りにいくことはありませんでした。
また新卒で入社した会社でも、立てていた予定は1週間単位のもので、それも締め切りのみ定められたものでした。しかもそれすら予定通りにはいきませんでした。(営業部から「今日中に設計書と見積出して」なんていう依頼もバンバン入ってきましたし…(^_^;))
計画を立てた満足感なんていらない
そんなわけで、「計画は計画通りにいかない」ことを嫌と言うほど味わった結果、もくせい塾の計画表は「1日単位でToDoのみ」ということになりました。計画を立てる経験の中でできることだけを抽出した結果こうなりました。
その日の予定を時間ごとに管理するのは子供でもそれほど難しくありません。予定であっても、上手くいかないときに「挫折感」は感じてしまいます。ですからそれを回避することと、また、短時間でサクッと立てられるのもハードルが低くてやりやすいと思っています。
もちろん計画はあったほうが絶対に良いですが、計画通りにいかない計画を立てても時間が勿体ないです。そんなことをしている時間があるなら、さっさとやることを洗い出して潰していったほうがいいのでは、と正直思います。
実際、計画を一緒に立てて欲しいと言ってきた生徒は、1時間以上かかって計画表を完成させた後、「他の習い事の時間だ」と言い残して塾を退出していきました…。この時間があったらワークが進められたのに…。ちなみに今日の予定のところに、「英語のワーク」と書き込んであったのですが、初日から計画倒れになりました…Oh。
ただフォローしておくと、中長期の計画を立てることで学びもあると思います。それは、「こんなに時間がない!」ということを知る学びです。今日の塾生も、残された時間が「1科目6.5時間」であることに衝撃を受けていました。なにしろ計画表の1日目に計画を立てているのはさすがに出遅れていると言わざるを得ません。これでこの子のお尻に火が付いてくれれば、計画表を立てた時間も無駄じゃなかったな、と思います。がんばれ!君は今日、まだ何もしてないぞ。