集中力を身に付ける

集中力は有限です。体力やその日の気分によっても左右され、またその持続時間には個人差があります。

集中力にまつわるちょっと怖い話


保護者の方には衝撃的な話になるかも知れませんが、入塾したてで、初めから授業時間ずっと集中し続けられる子はほとんどいません。それも小学生の場合は、ほとんどの子が20分以内に集中力が切れてしまいます。また、中学生でも早い子は小学生と同じで20分くらい。長い子でも頑張って70分くらいが集中力の続く時間かなと感じています。

 

つまりは、想像よりもずっと多くの子が、普段学校の授業を最後まで聞けていないということになります。一度途切れた集中は、それを指摘して意識させたり、授業が終わって休憩を挟まないとまず戻りません。もし自分の子が授業の半分以上を集中せずに聞き流してしまっているのだとしたら…と考えると恐ろしいですよね(◎_◎;)

集中力もトレーニングする


教室の中では、集中力が切れた子はすぐに分かります。特徴をいくつか挙げると、まず体をゆすり出します。時計をチラリと見たりもします。

 

もくせい塾の中は静かなので、そういうことをし出すと、ちょっとした音が出て自習でも授業内でもすぐに目立ちます。(個人差があると言った通り、毎回同じ子である場合が多いのですが。)

 

ですから、授業を受けている時ならば、「時計を見るんじゃない」と言ったりして集中力を欠いていることを指摘します。普段ほとんど言われないのでしょう、「集中しなさい」と真面目な顔で言われると、途端に背筋がピッとなります(^_^;)

 

集中力を付けるには、集中する環境に身を置くしかありません。こうして私に見張られながら集中して勉強を続けた子たちは、徐々に集中力の持続時間を伸ばしていきます。