「パーキンソンの第1法則」というものがあります。「仕事の量は、与えられた時間を満たすまで膨張する」という内容です。
時間があっても薄まるだけ
説明すると、期限が与えられている仕事は、その量に関係なく期限ギリギリまで終わらないということです。量に対し期限が長く儲けられると、生産性が下がるとも言えます。
例えばこれを勉強に置き換えると、「夏休みの宿題はギリギリになりがち」ということが言えると思います。人は量ではなく期限で動いてしまうということですね。
また読書感想文やレポートなど、2時間後であっても2週間後であってもそのクオリティはほとんど変わらないということです。
勉強に「追われる」
テスト前の勉強を見ていて、勉強を「追って」いる子と「追われて」いる子がいると感じています。
「追って」いる子はどんどん前に進みますが、「追われて」いる子はどんどん後回しになっていきます。テスト1ヵ月前から「初めの1週間でワークを埋めて、『反復』できる体制を作りなさい」と伝えてもやりません。
その子にとって、ワークは「テスト後の提出日に間に合えば良い」ということなのでしょう。「ワーク提出」が本人にとって与えられた仕事であって、「テストで良い成績を残すこと」は仕事の意識に入っていません。ですから提出作業がギリギリまで膨張します。