組み立て方が分からない!

次々と襲い掛かる困難の壁


キレイに折り畳まれて箱から出てきた電動自転車。今度は組み立て方が分かりません。

 

「こんなもの構造は単純でしょう」と高をくくって、テキトウに可動部をいじってみますがきちんと組み立てられませんでした。思ったよりも難しくてちょっと焦ります。

 

そうそう、説明書を見てみよう。なんたって私はマニュアル人間。説明書は初めのページにある「ご使用上の注意」から最後の「お手入れの仕方 乾いた布で拭きます」まできっちり読み込むタイプです。いきなりいじり出すなんて自分らしくないじゃないか。説明書だ、説明書を7回音読だ。

 

しかし今度はその説明書が見当たりません。梱包の中を探しても、説明書はおろか保証書もありません。

 

これは、折り畳み自転車を組み立てたある男の記録である


実は説明書と保証書はちゃんとありました。梱包された段ボールが2重になっていて、その奥に本体と分けられるように入っていたのでした。やっぱり国産メーカーはこういうところもしっかりしてるなぁと。落ち着いている今ならば思えます。

 

しかしこの時は焦りなのかなんなのか、本当に見つけらずに軽くパニックでした。「ヤバい、このままじゃ折り畳み自転車を折り畳んだままで一生過ごすことになる。」

 

そこで次に思いついたのがネットです。今の時代ってすごいですね、自転車の名前を検索してみると、youtubeで解説動画がたくさん見つかりました。子供のなりたい職業の上位にyoutuberが来るのもうなづけます。

 

それを見ながら組み立て、ついに自転車として乗ることができるようになりました。このときの私はきっと「やり遂げた男の顔」をしていたと思います。