変わること

まだ、「やらされてるだけ」の勉強になっていないかい?

頑張っているのは分かる、力も付いてきた。でも


夏休み期間、中3生たちは、夏期講習と通常授業が並行して進んでいますが、多くの子たちはどちらも準備して臨むことができています。自分の能力を伸ばすには、少しの背伸びが必要です。よく頑張りました。

 

ただ、お盆休み前最終日に少し残念なこともありました。授業中の暗唱テストと午後のテスト道場の準備において、「手を抜く」空気が見てとれました。

頑張っただけでは受検は勝てないんだ。


手抜きは癖になり、やがてそれが自分の力の「上限」になります。特に今日のテスト道場では、明らかに暗記の準備をしてきていない生徒がいて、「一生懸命頑張ったけどできなかった」という言い訳をしようとしてきました。

 

確認して見ると、暗記範囲の後半は全く覚えていませんでした。本当に一生懸命頑張った子がそんなことはありえません。去年も一昨年も、偏差値40台の子だって合格してきたテストです。偏差値が60以上あって、定期テスト前に学校のワークを何十ページも覚えている生徒ができないとは考えにくい。これは能力によるものではなく、明らかに覚えることを放棄した結果でした。一番憂慮すべき負け癖が付いてしまっています。他の子の中で「ちょっとできない子」みたいなポジションに甘んじていては、自身の成長にはつながりません。ここまでずっとこんな調子です。序盤にビシッと叱ったのですけれどね。

 

考え方を変えねば結果は変わらない


そんなわけで「今後暗記テストはやらない」と生徒たちには伝えました。もちろん悪いようにはしないつもりですが。

 

帰りに他の子たちも含めて「やってくれ」と言われましたが、上記の生徒からは何の言葉も無かったので決定は変わりませんでした。発する言葉にはその人の考えが乗ります。何も発しなかったということはもう少し時間が必要でしょう。休み明けに変化があることを期待しています。