長野県にいます。本当は今日中に戻ろうと思っていたのですが、主に昼寝によって途中で思ったよりも時間を食ってしまいました。長野・群馬間の県境にある山越えが夜になってしまいそうなので、もう1泊して明日帰ることにしました。
戸隠そば
さすが長野県はそばの名産地です。ご当地そばもいくつか挙げられます。戸隠そばもその一つです。ガシガシとした噛みごたえがあり美味しかったです。
ただ、「ぼっち盛り」という小分けにした盛り方が戸隠そばの特徴の一つだそうですが、その形で出てこなかったのが少し心残りです。なんとなくこの盛り方の呼び名に、モヤッとしたものを感じる部分はありますがそれはそれ。
戸隠神社
こちらも新潟県の彌彦神社と同様、紀元前に創建されたとされる、長い歴史のある神社です。(写真は中社です。紀元前創建とされるのは九頭龍社です)またもや神話の時代から。
後の平安時代には唐より伝来した密教と結びつき、明治時代の廃仏毀釈運動が起こるまで、お寺としても名を轟かせていたそうです。そういった歴史を知ることも面白いですね。仏教と神道という2つの宗教の融合が起こり、それが明治政府の神仏分離令によって引き裂かれる。そんな歴史の流れに翻弄されながらも、山岳信仰の根付いたここの人々は山に向かって純粋に手を合わせていたはずです。
2020年に建て替えられた入口の大鳥居には、「疫病鎮静」とコロナウィルス収束の祈願もされています。2000年以上前から、現代を生きる人々の願いまでも引き受けているなんて、その重厚な歴史にただただ圧倒されます。
今回は5つあるお社を全て回ることは叶いませんでしたが、それは次回の楽しみとします。