プロレタリア塾長

生徒同士が話していて、「不労所得が欲しい」なんて言葉が聞こえてきました(◎_◎;)

不労所得自体は楽して手に入るものじゃないけど


 

おいおーい、まだ働いたこともないのにそんなこと言いやがって。まだ若いのに楽することばかりだなあ。ほんと世も末だぜ。

 

なんて思いながら聞いていました(^_^;) きっと「ひろゆき」とか、ネットの影響なんでしょうね。

 

しかしこれからの時代、不労所得を得ること自体はいいことです。せっかくなら働かずに収入を得られる良いしくみをとことん考えていってもらいたいです。

 

自学塾は、「講師が何もしない塾」?


ところで私はよく、生徒にもくせい塾の理想形を話しています。

 

「私が死んだあとも、自分のお墓の周りに生徒が勝手に集まって来て勉強し、成績が上がっていく」

 

 

これぞ究極の、自学力を鍛える塾です。

 

…もちろん冗談ですが、自学力を鍛えるにはどうしたらいいか、毎日あーでもないこーでもないと仕組みを考えています。その思考のベースは「生徒が私の手を離れること」です。

 

助力無しに自分できるようになることが生徒の成長であり、その為に講師は何もしなくなるほうがいい。そう考えると、私がヒマになればなるほど理想に近づいているということかも知れません。これで授業料をいただけるようになれば、もしかしてこの仕組みもまた「不労所得」なのでは…?

 

そんなに甘くはないよね、はい。


しかし、生徒の学力アップの新しい仕組みを考えて実践すればするほど、やらなくてはいけないことは増えていきます。もくせい塾を立ち上げた頃よりも今のほうが、確実に仕事量は多いです。どこへ行ったのか、私の不労所得は。

 

 

でも私はこっちのほうが好きです。自分の持ち時間を生徒の学力アップのことを考えて過ごす。その仕組みを考えて準備する。そしてそのうち何割かは授業で直接指導もする。労働の意義なんてものを持ち出すつもりはないですけれど。教えられる生徒がいることが幸せです。

 

何もしないのに生徒の成績が勝手に上がる塾への道はまだまだ遠いです、というよりも道をはずれてしまったようです。そんなわけで生徒諸君、労働所得もそんなに悪いもんじゃないぜ。