中3夏期講習での出来事です。
ひたむきに
「『楽しい』は、全員が必死に頑張った先にある」夏期講習に何度も生徒に伝えた言葉です。
簡単にレベルアップできるゲームは、一時的には気持ちいいけれど、それほど楽しくありません。夏期講習では全員が頑張らないと空気が澱みますし、良い会になりません。
夏期講習だけでなく、全員が同じ方向を向いて努力できる、必死になることを恥ずかしがったり斜に構えたりしなくてもいい教室を作りたいと思っています。
悔しがらせる
生徒たちに暗唱テストを行った時に、全員の練度が高くないと感じたことがありました。1回目は不合格。そして2回目の再テストの時、合格の基準をグッと下げてみました、そして全員合格。
そうしたら、テストが終わった後全員がどよーんとしています。そこで私が、
「悔しい?」
と聞くと、生徒たちがうなづきました。ここで「楽しくない」を経験したんですね。そして私は追い打ちをかけました。
「悔しかったら、もっとバッチリ合格できるように練習してきなよ」
「去年の受験生、こんなの軽く合格してたよ」
「今のテストは辛さで言うとゼロ辛だね、カレーの王子様(古い)だよ」
…私の煽り属性全開です、ほんと嫌なヤツですわ。
でもそうしたら、後日のテストでは練度もバッチリ上がり、私の求めた基準でクリアするようになっていきました。本当にプライドの高い子は、甘くされるのを嫌います。その後どんどん夏期講習の雰囲気も良くなっていきました。