宿題について。
宿題をめぐるひとこま
「先生、宿題忘れました。」
「なんでやってこなかったの!次は必ずやってくるように!」
「はーい。」
塾でありがちな光景です。実際、以前勤めていた塾でも毎日のようにありました。
こうなってしまった段階で、生徒は先生に甘えていますし、先生も本気でその子のことを伸ばそうとしていません。これだと生徒が嫌がる対策措置を取っていませんからね。もしかしたら生徒もそれを感じ取って、宿題を「忘れて」来ているのかも知れません。
宿題は難しい
本当に出した宿題に意味があって、それを生徒に絶対にやってもらいたいのならば、「やってこなかったときのルール」は徹底させなくてはなりません。そしてその宿題が、生徒にとってやるべき価値のある、魅力的なものでなくてはいけません。講師がなんとなく刷ったプリントなんて、生徒もやりたくはないですからね。
講師が、宿題を「出したからね」といいたいだけの、「講師としての仕事スタンプ」を押したいが為のものになってしまっているのなら、上のような光景がくりひろげられてしまうのも無理はありません。宿題は、出す側のほうが技術と覚悟を求められるものだと思っています。