辞書の落書き

まったくもって嘆かわしい。

塾の辞書に落書きがあった


先日、生徒から「辞書に落書きされています」と教えてもらって見たら、確かに落書きされていました。しょーもない、センスのかけらもない下品な言葉が赤ペンで書かれていました。犯人もだいたい想像がつきます。おそらく書いたのは、数年前に在籍していた子です。

 

私は「はぁ…」と深くため息をついて、そのページを切り取りました。どうせするなら、もっと見た人が楽しくなるような、センスの良いものをお願いします。

もっと考えて書かなきゃダメだ


昔から、教科書や資料集などの教材は、それぞれのセンスが出るキャンバスでした。

 

フランシスコ・ザビエルほど落書き映えする人物はいませんし、どれだけ不謹慎で笑える一言を添えられるかを競い合ってこその教科書でしょうに。授業中に隣の子を噴きださせる為に、自身の持てる全てを注ぎこむのが礼儀です。

 

グラフィティだって壁の落書きです。ですがそれを「見たい」という人が出てきて(その是非は置いておいて)芸術に昇華しました。どうせ書くなら人が見たくなるものを。学力はそういうところから伸びるのです。