2学期の数学は手ごわくなります。
「文章題が苦手」
中学校も2学期に入ると、生徒たちは数学で「文章題」というものにぶち当たります。中1ならば文字式の量的関係や方程式の利用、中2ならば連立方程式の利用、中3は2次方程式の利用といった具合です。ここで苦手意識を持ってしまう子も結構いると思います。
日本語を読んで立式する。和文数式訳とも言える作業ですが、苦手意識がある子は、文を「かたまり」でとらえている場合が多いような気がします。
読解力とはあまり関係がない
「1個90円のみかんをいくつか買う。100円のカゴに入れて買ったら代金が1180円だった。みかんをいくつ買ったか。」のような問題を、その文章全体でとらえようとしています。だから難しく感じてしまうので、いくつかのブロックに分けて考えていくといいと思います。
この場合は、買ったみかんの個数をx個とおき、
「1個90円のみかんを/いくつか買う。/100円のカゴに入れて買ったら/代金が1180円だった。/」
と分けて、それぞれのブロック間の関係は四則計算のどれなのか、また等号はどこに入るのかをひとつずつ考えれば立式ができます。
こうしてみると、数学の文章題であっても、英語の和訳や英作文と同じ作業なんですね。日本語を英単語に、英単語を日本語に置き換えていく作業と非常によく似ています。そこによく言われる読解力の有無はあまり関係がないように思われます。