授業で「寝る」生徒

授業を「寝る」のはなかなかに勇気のいることです。諦めたり投げやりにならないとできないと思います。

原因は明らか


 

 

塾ではいませんが、学校の授業中に態度が悪い子というのがいます。その中でも、「寝てしまう」子のことを考えてみたいと思います。

 

よくある居眠りとは違い、明らかに「寝る」ことを選択する子は、その授業についていけていないことが原因です。わからないから寝てしまおうというワケです。

 

指導から見えてくること


塾で小学生を見ていると分かりやすいです。分からない問題にぶつかったときに小学生は「分からない」というメッセージを態度で飛ばしてきます。こちらをチラチラ見てきたり、大きな音を立てて鉛筆を置いてみたり。(かわいいですね。)

 

しかし、指導の順番的に少し待たせてしまうと、やがて姿勢が悪くなり、「グデッ」とし出します。寝る準備を始めるんですね。

 

「ぼく、わからないよ?このまま放っておくと寝ちゃうよ?」

 

というメッセージに変わります。必死に助けを求めているんですね。

 

授業で寝かさないためには、分からせること


おそらく中学生でも高校生でも、寝ることを選択する子はその授業についていけないからです。「寝るからついていけないんだ」という意見はもっともなのですが、それ以前にどこかでつまづき、それでついていけなくなってしまったから寝てしまう。そういう流れができています。

 

 

 

だから学校で「授業中に寝てしまったりして態度が悪い」という評価をされている子は、「分からない授業でも姿勢をシャンとして聞いているフリをしろ」と言われているようなものです。それは辛すぎる。そもそもあんなに硬い机とイスの上で、50分も寝られるわけは無いです。それでもその態度になるということは、その「原因」を見ていかねばなりません。