出来る子ほどよく見てる。
まずはお手本通りに
勉強は人の「真似」が上手な子ほど上達も早いです。勉強にオンリーワンは必要ありません。それ自体はただの技術なので、さっさとコピーしてしまうに限ります。
お手本をしっかり見稽古して、その通りにできるように反復練習するのが上達の近道ですが、これを守ることはなかなかに難しいようです。中には教えたそばからやり方を「工夫」し、我が道を突き進んでしまう生徒もいます。一番よくあるのが、計算問題で途中式を省いてしまうことですね。で、結局できるようにならない。型を踏襲しないから本来のやり方もすぐに忘れてしまう。
最近も授業中に我が道を突き進んでしまった迷子を保護しました。相似な図形の計算問題で、私は「図の向きをそろえて書き直す」ことを教えているのですが、それをせずに解こうとしてあえなく撃沈した生徒が2人もいました…。楽をしようと、横着をするからそうなるのです。
一見すると簡単に見えてしまう問題ほど基礎が大切。その山は本当にサンダルで登れるのかい?初学者はきちんと基本を守らないと、簡単に迷子になったり怪我をすることになっちゃうよ。