週に最低1題は。
国語こそ問題演習をすべき理由
国語現代文は、解き方の「型」を身に付ける必要があるんだけれど、これがなかなか分かりにくいという子もいるようだ。
その原因は、問題文は日本語で読めるし、読んだら理解できる気がするからだ。「内容が理解できれば解けるよ」と思えてしまう。でもここが勘違いで、読むことと「解く」ことは違うのだ。
現代文を全く勉強しないで入試問題に取り組むのは、数学で「四則計算ならできるから」と、積分の問題に取り組むようなものだ。1から定理や公式を見つけていくことは試験時間内には不可能だ。だから問題を解いて、出題のパターンや解答のポイント、更には出てくる用語やそこで扱われているテーマについての知識も身につけておく必要がある。これは一朝一夕には難しい。「日本に住んでいるから日本語はできるでしょう」とはいかない所以だ。
だから日ごろから問題演習に取り組み、出題のパターンのようなものをつかむ。そうすることで、どんな文章が出ても同じ解き方ができるようにする必要がある。数学で問題演習を行うのと同じ原理だ。