受験は怖い。
井の中の蛙になってはいけない
春日部高校の生徒と12月の高校入試の志望倍率の話をしていて、
「今年は1倍超えたね」
なんて言って笑っていたのだけれど、春日部高校くらいになると、近隣の千葉県や茨城県からも受験者が来て実際の倍率はもう少し高くなっているはずだ。埼玉東部地区トップ校を目指すには、そういうところから来る優秀な生徒たちとの勝負にも勝たなければならない。
上を目指すということは、それだけ広範囲に渡るエリアからくるライバルと勝負することになる。もちろん大学受験はその最もたるもので、都内にある上位校・最難関校を受験するのはまさしく全国からやって来る学生だ。
だから学校の中で上位の成績だったというだけでは自分は上位だという証明にはならない。実際に母校からそういった学校への進学者の人数を見てみると、思ったより少なく感じるだろう。私立大学の合格者数なんて「延べ人数」で表されているものだから実際はもっと少ない。そういった数字のカラクリを見抜き、リアルな現実を受け止めた人が受験での挑戦権を得るのだと思う。
高校受験にしても同じだ。自分の学校からどれだけの合格者を出したのか、それを知ると現実が見えてくる。