成果はどこから出るのか

力を伸ばすのは自分自身。

学力はいつ伸びるのか


「塾に通えば成績が上がる」のではない。成績が上がるのは、「自分で勉強をした」時だ。

 

スポーツジムに入会しただけで痩せたり筋肉ムキムキになったりはしない。そこで継続的にトレーニングすることで効果は表れる。塾も同じで、入塾すれば授業の提供は受けられるし、多少はそれで変化もあるかも知れないが、劇的な変化はやはり「自分で始めた時」に起こるものだ。

 

ここを理解されていないご家庭は「しばらく通ったけど効果無かったから辞めよう」となり、塾を転々としていく。そういう時には「力になれず申し訳ない」という気持ちとともに、「そうじゃないんだよなぁ」という気持ちが沸く。

 

ただ「結果が出ないので塾を辞めます」と言われたとき、「いや、原因はお子さんにあるんですよ」とは当然言うつもりはない。ただ申し訳ないけれど、塾を点々としているご家庭はきっともう安住の地を見つけられない。その答えは子供の中にあるからだ。しかしその課題に取り組んでいる最中に「辞めます」は起こりやすい。塾は成果を出してナンボなので、それを「もう少し待ってください」とも言えない。ここにジレンマがある。