コツコツ頑張る生徒に拍手を。
継続力は強力だ
「なんで自分はコツコツ頑張ってやっとこれなのに、あの子はたまにちょっとやっただけで良い点が取れるの、不公平だ」
こんな風言う子がいる。自分は真面目で「損」をしていると感じているようだ。
確かに今は、「必死に頑張ること」への価値が低く見られるのかも知れない。それにもしかすると「才能の差」もあるのかも知れない。どうやら最近の研究では、計算などの基礎学力にも才能の差があるという結果もあるそうだ(認めたくないけれど)。また、思考力には言葉の力が必要だ。考え事は言葉でするので。その経験値の差もあるかも知れないね。だから、どうしたって自分よりも「楽して」成果を上げる人ってのはいる。これは疑いようのない事実だ。
だけど、と思う。だけどコツコツ頑張ることに意味はないのか、努力しないと成果の出ない人は劣っているのかと。そんなことは絶対に無いはずだ。成果が出ていて、それが出続けることはとても大きな価値だ。
世の中では「たまにいい仕事をする人」よりも「いつも及第点を超えてくれる人」のほうが信頼感は高いものだし、むしろそういう人のほうが勝てる分野もある。もちろん受験もそうだ。だからそうしたことを不利に感じる必要な全くない。今日も机に向かっている人のほうがずっとすごい。「才能と戦う勇気」に対する称賛は必ずある。なければ私がする。(「いらねーよ」とか言われちゃったりして)