自分が通うんだから。
無理なくと日常を送れるか
進学を考えて志望校を決める時には、「そこで過ごす自分」をできるだけ具体的に想像できると良い。
高校なら3年間、大学なら最低4年間は同じ学校に通うことになる。大学生になる場合は、大学の構内以外にもサークル活動やアルバイトなどと活動範囲が広がるので、それも踏まえた場所・大学選びをすることも可能だ。もちろん学びたいことがあるに越したことはないけれど。
高校でも大学でも、何時ごろに家を出て何時ごろに帰るのか、交通機関は何か。通学について考えることは大切だ。例えば修学旅行の行き先のような1回程度の学校行事がある・ないだったり、海外研修制度のようなものだけで決めると、それ以外の生活で思わぬ負担不便があるかも知れない。通学時間は勉強・部活動・アルバイト・遊び全ての時間を削ることになることを考えねばならない。「日常」を考慮することはとても大切だ。
私が大学生だった時、地方から出てきて、大学まで徒歩10分の場所で一人暮らししていた知人がいたが、だんだん授業に出席しなくなり、いつの間にか退学していた。近いといういうのが気の緩みを生んだのかも知れない。大学から近い場所で1人暮らしするというのも考えものだ。
だからそこで数年過ごすという視点は持ったうえで、自分のやりたいことができる進路を見つけて欲しい。